エディターのフォント選び
皆さんは日々使っているエディターでどのようなフォントを使っていますでしょうか。 私は数年前から 更紗ゴシック を使っています。
更紗ゴシックは Iosevka 又は Inter に 源ノ角ゴシック を組み合わせたフォントです 1 。
私はエディターのフォントに何を使うかというのはほぼ完全に好みの問題だと考えていて、「更紗ゴシックはこういうところがエディター向きだよ!」みたいな話はまったくできません。 その代わりに更紗ゴシックについて私が気に入っている点を以下に書いておきます。
なお、更紗ゴシックにはGothic、UI、Mono、Term、Fixedという5つのバリエーションがあるのですが、私がエディターで使っているのはMonoに当たる更紗等幅ゴシックなので、以下では更紗等幅ゴシックの話をします。
源ノ角ゴシックが好き
まず、私は更紗ゴシックのベースになっている源ノ角ゴシックが好きです。
WindowsのFirefoxの既定のゴシック体を源ノ角ゴシックに、明朝体を 源ノ明朝 に設定するくらいには好きです。 後、 貂明朝 も好きなので、私は 西塚涼子さん のデザインしたフォントが好きなのかもしれません。
0
の中に斜線が入っている
0
と O
を区別しやすくするためだと思いますが、 0
の中に斜線を入れたり、ドットを入れたりしているフォントがエディターでは結構使われているかと思います。
私は中に斜線を入れた 0
が好きです。
更紗等幅ゴシックでは中に斜線を入れた 0
が採用されています 2 。
ちなみに、私には 0
と O
の見分けが付かなくて困ったという経験が特になく、中に斜線を入れた 0
が好きというのは単純にそちらの方がかっこいいと思っているからです。
漢字の字幅とアルファベットの字幅が2 : 1になっている
更紗等幅ゴシックはモノスペースフォントです。 そして、更紗等幅ゴシックでは、源ノ角ゴシックの漢字等の字幅とIosevkaのアルファベット等の字幅とが2 : 1になっています。 エディターで使うフォントとしては、このバランスが私にとって一番落ち着きます。
ちなみに、私はこのバランスじゃないと絶対に無理、と思っている訳ではなくて、 源ノ角ゴシック Code JP のように3 : 2というのも面白そうだと思っていますし、もっと言うとモノスペースフォントではなくてプロポーショナルフォントというのもまた面白そうだと思っています。
合字に対応している
更紗等幅ゴシックは合字に対応しています。
これも実用上便利なのかと言われるとちょっとよく分からないのですが、おしゃれな感じがして私は気に入っています。
まとめ
私が更紗ゴシックを気に入っているということ以外の情報は特に提供できませんでしたが、興味を持った方は一度試してもらえると嬉しいです。
後、更紗ゴシックは割と頻繁にアップデートされているのですが、各アップデートで何がどう変わったのかの説明は特にありません。
私は、気が付いたときにアップデートするようにしています。
0.40.0 ですべてのフォントを1つの TTC
ファイルに含めた sarasa-gothic-super-ttc
がリリースされるようになったので、インストール、アップデートの作業は少し簡単になったかもしれません。